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医療保険

たまに喉を痛めて熱が出るくらい、という至って健康体であるのだが、あらゆるリスクを念頭に対応するべしというくだらない保守的な価値観が「仕事」という大人の真似事を通して刷り込まれているため、医療保険に加入した。


説明を読んでいくと、入院時や通院の際にも俺に対して、金銭的に幾ばくかの保障が行われるとのことだった。


大きな事故または病気が俺を襲おうとも、医療費の心配はいらないし、仕事を休んだ分だけ相応の金額も補填される。


11月の中頃、俺は月に3,780円を払い続けることで享受できる、仮初めの安心を手に入れた。